マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
「連香……ヤキモチ妬いてんの?乃唖に」


ポツリと言うと、連香が飲んでたジュースを吹き出しかけた。


気管に入ったらしく、ゴホゴホ咳き込むオレの彼女。


近くに寄って背中を擦ると、バッと睨まれた。


「ヤ、ヤキモチなんか妬いてないもん!彼氏の妹にヤキモチ妬くワケ無いでしょう!!//////」


一生懸命否定する連香だけど、顔の赤みは隠せない。


しどろもどろな態度は、明らかに乃唖に対してヤキモチを妬いたと言っていた。


「ククク…ヤキモチ妬いたのか連香。カワイイな」


ヤバイ……顔のニヤケが止まらない位嬉しい。
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