マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
赤面したまま口を尖らせてスネる連香を、ポフンと胸に押しつけた。


「キャッ!!//////」


「あのな?連香…………乃唖って昔病弱だったんだよ」


ゆっくりと話し出すと……オレから離れようとしていた連香の動きが止まった。


驚きの色が入った目で、見上げられる。


「乃唖ちゃんが……?だってあんなに元気だったよ?スゴイ明るくていい子だった」


連香はヤキモチ妬いた相手でも、褒める時は褒める。


こういう性格いい女の子なかなかいないと、内心ホレ直した。


「今は元気なんだ。でも小2位までは、体弱かったんだ」
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