マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
ケータイからストラップを外そうとしたけど………連香がソッと、オレの手の上に自分の手を置いた。
「え……?」
右隣に座る連香を見ると、柔らかく、優しく微笑んでいる。
「いいじゃない。兄妹仲良くて。外す必要無いと思うよ私」
「でも…シスコンみたいじゃねぇか?オレ」
「私だってシスコンだよ。太陽だって蜜柑に甘いし。千梨もそのままでいいって」
ニコッと笑って、普通の口調で言ってくれた。
“そのままのオレでいていい”って言葉がこんなにも嬉しいなんて、思ってもみなかった。
幸せ過ぎて、体温が上がる。
「え……?」
右隣に座る連香を見ると、柔らかく、優しく微笑んでいる。
「いいじゃない。兄妹仲良くて。外す必要無いと思うよ私」
「でも…シスコンみたいじゃねぇか?オレ」
「私だってシスコンだよ。太陽だって蜜柑に甘いし。千梨もそのままでいいって」
ニコッと笑って、普通の口調で言ってくれた。
“そのままのオレでいていい”って言葉がこんなにも嬉しいなんて、思ってもみなかった。
幸せ過ぎて、体温が上がる。