マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
オレはケータイを床に置いて、連香の両手を握りしめた。


出来たばかりのガールフレンドの色白の顔が、鮮やかなピンク色に染まった。


カワイ過ぎだろ……押し倒すぞ。


でも耐えろ、千梨よっ!


「ありがと……連香。オレお前の事彼女に出来て良かった」


長い黒髪が輝く連香の頭を撫でると、連香は更にテレた。


心臓があり得ない程速くなり、落ち着かせ様と息を吐く。


「なぁ………オレ、ワガママで勝手で、もしかしたらこれから不安にさせたりする事もあるかもしれない」


「せ―――」


オデコ同士をくっつけ、黙らした。
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