マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
お母さんに貰ったジュースを飲みながら、テーブルを囲むメンバーを見る。


大人6人に子供7人……私以外は全員美人やイケメン。


「あーあ………私も美人に生まれたかった」


横でハンバーグを食べていた紀右が、ゴホゴホとむせた。


「何言ってんのお姉ちゃん!すでに十分美少女でしょう!!」


マユをつり上げ、力説する紀右を、どうにか宥めた。


まったく……紀右ったらお世辞が上手いんだから!


自分がカワイくないのは、ちゃんと自覚してますよーだ!!


「アッハハハ、相変わらず連香は無自覚なんだな!大変だなぁ、連右も」
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