マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
見覚えのあるオレンジブラウンの髪、誰もが見とれるキレイな顔。


174、5の身長の、あのイケメン君は………ああ!!


「あ、こんにちはーー」


数日前、私に中庭で声をかけて来て、ストラップ拾ってあげた人だった。


「え?」


ケータイをイジってた彼は、パッと顔をこちらに向ける。


話かけたのが私だと分かった途端、目を全開にして驚いていた。


「み、幹居!?なんでこんな所にいるんだ!?」


アレレ?この人中庭では私の事、“幹居さん”って呼んでなかった?


………ま、同い年なんだから呼び捨てでも別にいっか。
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