皇子と私


「はい。では、杏奈様……こちらが今日から私の妻となります…」

佐喜が私に自己紹介をするよう目で合図した。


「あ、亜美です!!!」


「亜美さん??」


「はい!!」


杏奈様は私をじっと見つめた。


「綺麗な人ねぇ!!私も50歳若ければ………」


「今も十分お綺麗ですよ??」


「あら、そうかしら??」
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