皇子と私



「リリーさんはそんなにいい方だったのか?」

佐喜が車の中で聞いてきた。

「え…??」


佐喜が顔を近づけて言った。


「お前の笑顔がいつも以上に不気味だからな…」


ぶ、不気味!?!?


「私の笑顔のどこが不気味だってのよ!?!?」


「全体的に。」


「私の笑顔はかわいいわよ!!!」

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