皇子と私


「…………ふふ………」


目の下がだんだん熱くなる。


お母さんはお母さんじゃない……私の本当の家族は全員いなくなった。


王妃様は私が可哀想だからこんなに早く結婚させたわけ?????


「私………同情されてるんだ……」

「それは違う。」


「だってそうじゃない!!!!!私のおじいちゃんと王妃様が約束したからって…こんなに早く結婚させられるわけない!!!!!!佐喜だって私のこと……………」


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