皇子と私


「佐喜…佐喜…さ…」


目が覚めた。


私の目の前には佐喜がいた。


涙が溢れた。


「佐喜…………怖かったよぉ……」

佐喜は私を抱き締めた。


「誰がこんなことを……絶対犯人を見つけ出して…監獄に入れてやる…」


私は佐喜の腕の中で泣いていた。

ずっと………


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