皇子と私
「………亜美………もう1人にしない………お前を危ない目に合わせたくない………」
佐喜は私の頭を撫でながら言った
「………佐喜………私………もう嫌……命を…狙われてるんだもん…………どうして私が狙われなきゃいけないの???他の人を狙ってていってるわけじゃないわ………でも、私…なにもしてない……」
「ふっ…………お前…強いな…」
え???
弱音はいてるのに??
「命狙われたってのに、かなり話できてる…」
「あぁ…それは………夢の中で本当のお母さんに会えたからかな」
佐喜は目を丸くした。
「一回し、死んだってことか????」
「…………そうかもね……」