皇子と私


「違うわ…赤木さんのせいじゃない………それより…その男が私を殴って、旧妃邸に火を着けた人?」

赤木さんは怯えた声で言った。


「はい…………そうです…」


私は男を見た。


「……なんだよ…………俺は人に頼まれたんだよ…………だから悪くねぇよ!!」


「貴様!!!!!!!」


佐喜は男を殴ろうとした。


―バキ―



< 269 / 285 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop