皇子と私


「そうだね………………佐喜……でも、俺は亜美ちゃんを諦めたくなかったんだ。10年も前から好きだったんだから…………」


理央くんの目から涙が溢れた。


「実は、お見合いの話が来てるんだ…。それを受けて、諦めるように努力するよ……………ごめんね、亜美ちゃん………佐喜………」

本当に終わりなの??


何か………とても嫌な予感がする

物陰から誰が出てきた。

「!!!……飛鳥様……」


「母上…」


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