わんこなわたしとごしゅじんさま
プロローグ
河野舞子、19歳。
只今、見覚えのないベッドの上。
「ここ、どこだろ…」
昨日の夜は、バイト先の先輩に連れられてバーに行った。初めてお酒を飲んで、楽しくなって…それから先が思い出せない。
部屋にはベッド以外の物はなく、かといって寝室という雰囲気もない。急ごしらえで用意されたような、そんな部屋だった。
「とりあえず帰ろ…」
幸い服に乱れもなかったし、枕元にあった鞄の中身も無事だった。
ふかふかのベッドから抜け出し、ドアへ向かう。
つもりだった。
只今、見覚えのないベッドの上。
「ここ、どこだろ…」
昨日の夜は、バイト先の先輩に連れられてバーに行った。初めてお酒を飲んで、楽しくなって…それから先が思い出せない。
部屋にはベッド以外の物はなく、かといって寝室という雰囲気もない。急ごしらえで用意されたような、そんな部屋だった。
「とりあえず帰ろ…」
幸い服に乱れもなかったし、枕元にあった鞄の中身も無事だった。
ふかふかのベッドから抜け出し、ドアへ向かう。
つもりだった。