ランデヴー II
「要するにだ、その……。俺お前のこと、好きだから」


追い打ちをかけるように重ねられ、私は呆然とその顔を見つめる。


まさかの告白に、驚きしかない。



それと同時に、頬に熱が集まるのを感じた。


胸がドキドキと、振動を繰り返す。



「いや、あの。そんな見つめんなよ」


そう言ってバツが悪そうに目を逸らすモリケンは、少し照れたように見えて何だか可愛かった。


それにそんな姿を見るのは初めてのことで、私は更に動揺してしまう。



ドキドキ、ドキドキ……。


胸がどんどん高鳴る。



「俺、お前が合コン行くのとか、嫌なんだよ。そういうの黙って見てらんないっつーか……」


モリケンはテーブルに視線を落としながら、ボソボソと呟くように言った。


そして、再び視線を上げて私を見つめる。



「行かせないようにするには、やっぱ俺の彼女にするしかないっつーか……」


少し照れくさそうに目を細めながらも、真剣な面持ちだった。
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