ランデヴー II
特に川口さんが以前いた職場の人の話が強烈で、それだけでかなり盛り上がる。
一方で今村さんに目を向けてみると、彼女は彼女でそれなりに楽しくやっているように見えた。
同じ課の大地さんや別の課の男の人が色々と構ってくれているようで、時折笑顔を覗かせている。
それを見て、何となくホッとした。
内向的な彼女のことは、何だかんだでいつも気になってしまうものだ。
始まってから1時間程が経つと、みんなでわいわいとお酒を飲み進めるうちに、いつしか自分でもそうと気付く程に飲み過ぎていた。
ビールからカクテルに寄り道をし、今は焼酎に行き着いている。
お酒に強い2人に引き摺られるようにして飲み進めた結果、もはや何杯目かわからなくなってきてしまった。
今までの経験上、これ以上飲んだらちょっと怪しいかもしれない。
次は大人しくソフトドリンクにしておこうかな……そう思ってメニューに手を伸ばすと、ふと隣の席がいつまでも空席なことに改めて気が付いた。
「んもー、佐原さんってば誰呼んだんだろうね? 私隣いなくて寂しいじゃん……」
ぽつりとそう呟くように言うと、正面に並ぶ2人はキャハハ! と笑い飛ばす。
一方で今村さんに目を向けてみると、彼女は彼女でそれなりに楽しくやっているように見えた。
同じ課の大地さんや別の課の男の人が色々と構ってくれているようで、時折笑顔を覗かせている。
それを見て、何となくホッとした。
内向的な彼女のことは、何だかんだでいつも気になってしまうものだ。
始まってから1時間程が経つと、みんなでわいわいとお酒を飲み進めるうちに、いつしか自分でもそうと気付く程に飲み過ぎていた。
ビールからカクテルに寄り道をし、今は焼酎に行き着いている。
お酒に強い2人に引き摺られるようにして飲み進めた結果、もはや何杯目かわからなくなってきてしまった。
今までの経験上、これ以上飲んだらちょっと怪しいかもしれない。
次は大人しくソフトドリンクにしておこうかな……そう思ってメニューに手を伸ばすと、ふと隣の席がいつまでも空席なことに改めて気が付いた。
「んもー、佐原さんってば誰呼んだんだろうね? 私隣いなくて寂しいじゃん……」
ぽつりとそう呟くように言うと、正面に並ぶ2人はキャハハ! と笑い飛ばす。