ランデヴー II
「坂下さんそんなこと言わないで下さいよ、私達がいるじゃないですか!」
「そうだよー、寂しくなんかないっ」
そう口々に言われ、それもそうだと笑みがこぼれる。
この2人がいれば、寂しいはずがない。
そもそもこんなに遅くなるのなら、もう今日は来ないかもしれない。
一体誰が来る予定だったのか、後で佐原さんに聞いてみよう。
そう考えながら2人の話に混ざりつつ、メニューを開いた。
「そう、それでね? その人バレンタインの時とか、社内便でチョコ配りまくるんですよー。1個じゃないですよ、何十個とかですよ。もう私、マジギレしそうになりましたよ」
「うぇー、マジで? そんなの自分で渡せって感じだよね。個人的なことで人の手を煩わせるとか、有り得ないんだけど」
「そんなの自分で配れって、言っちゃんれ……あれ、言っちゃれば……」
話しながら少しろれつが怪しくなってきたことに気付き、私は「何か酔っちゃったかも……」と両手を頬に当てて、えへへと笑った。
何だか以前よりもお酒に弱くなったと感じるのは、気のせいではないかもしれない……。
「そうだよー、寂しくなんかないっ」
そう口々に言われ、それもそうだと笑みがこぼれる。
この2人がいれば、寂しいはずがない。
そもそもこんなに遅くなるのなら、もう今日は来ないかもしれない。
一体誰が来る予定だったのか、後で佐原さんに聞いてみよう。
そう考えながら2人の話に混ざりつつ、メニューを開いた。
「そう、それでね? その人バレンタインの時とか、社内便でチョコ配りまくるんですよー。1個じゃないですよ、何十個とかですよ。もう私、マジギレしそうになりましたよ」
「うぇー、マジで? そんなの自分で渡せって感じだよね。個人的なことで人の手を煩わせるとか、有り得ないんだけど」
「そんなの自分で配れって、言っちゃんれ……あれ、言っちゃれば……」
話しながら少しろれつが怪しくなってきたことに気付き、私は「何か酔っちゃったかも……」と両手を頬に当てて、えへへと笑った。
何だか以前よりもお酒に弱くなったと感じるのは、気のせいではないかもしれない……。