俺と馬鹿と新婚生活?!

しばらくすると、熱も伝わってきた

煙りも部屋に充満してきている

そして、扉の隙間から赤い光がチラチラ見え始めた


お父さんは…
小屋ごと私を殺す気だ…


「やだ…いやだ…よ…」


泣いても誰も助けてくれない


「きゃっ…!」


扉を中心に火の手が上がる

唯一の出入口が塞がった…


「…怖いよ…いやだよ…」


私は、火から離れる
そして、部屋の中心に座る

大切なウサギのぬいぐるみを抱きながら

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