俺と馬鹿と新婚生活?!
そう願っても聞こえてくるのは、木がパキパキと燃える音だけ
すると、煙の隙間に足らしきものが見えた
足元に注意しながら、そこに向かうと…
「綾乃っ!?」
俺のあげたウサギのぬいぐるみをギュッと抱きながら、丸くなり倒れている綾乃を見つけた
急いで、綾乃を抱き抱えて来た道を戻る
迫り来る炎から綾乃をしっかり守って出口に向かう
でも、入った時より炎の勢いが増していて、出口が炎で塞がっていた
しかし、出入口はここ以外分からないし、在るとも限らない
ココから出るしかない
もう一度綾乃を抱き抱えて直して、俺は燃え盛る出口に向かって飛び込んだ