俺と馬鹿と新婚生活?!

そう願っても聞こえてくるのは、木がパキパキと燃える音だけ

すると、煙の隙間に足らしきものが見えた

足元に注意しながら、そこに向かうと…


「綾乃っ!?」


俺のあげたウサギのぬいぐるみをギュッと抱きながら、丸くなり倒れている綾乃を見つけた

急いで、綾乃を抱き抱えて来た道を戻る

迫り来る炎から綾乃をしっかり守って出口に向かう

でも、入った時より炎の勢いが増していて、出口が炎で塞がっていた

しかし、出入口はここ以外分からないし、在るとも限らない

ココから出るしかない


もう一度綾乃を抱き抱えて直して、俺は燃え盛る出口に向かって飛び込んだ

< 142 / 182 >

この作品をシェア

pagetop