俺と馬鹿と新婚生活?!

「熱っ!っー…」


転がりながら、俺は無事に外に出ることが出来た

少し火傷をしたみたいだけど、今はそれどころじゃない


「綾乃、綾乃!」


小屋から離れた所に綾乃を下ろして呼び掛ける


「高城、見せてみろ」


あ、そっか…
先生、保健医だもんね

大人しく専門家に綾乃を引き渡し見てもらう


「…先生、綾乃は?」

「大丈夫だ…気絶してるだけだ。たぶん、コレのお陰で煙をあまり吸わなくて済んだんだ」


っと指差したのは、ウサギのぬいぐるみ

そう言えば見つけた時も、顔を埋めるように抱き締めてたもんな

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