俺と馬鹿と新婚生活?!

家の近くに流れる川を辿っていく

そして、ひとつの橋の下に人影を見つけた


「綾!?」


大声で呼ぶと顔がこちらを向いた


「颯太ぁ…」


涙で顔がぐちゃぐちゃになった綾だった


「何があったの?なんで、こんな所にいるの?」


怪我の有無を確認する為、綾の体に触れると…

綾が立てない理由が分かった


「おまえ…すごい熱!?」



そりゃ、頭がぐらぐらで、足に力が入んない訳だよ

急いで綾を抱っこして家に帰る


家までの間
綾が俺の首に必死に掴まっていた

信じられないほど
細くか弱い腕で…

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