社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
――けど分からない。
何故あんな事を言ってきたのか、私は拓斗さんが大好きなのに理解出来ない。
二人の子供なのに。
拓斗さんって子供嫌いじゃないのに、それなのに拓斗さんはなぜか私に嘘をついた。
「た、くとさん」
ううん…、もしかするとそれはただの私の勘違いで拓斗さんは本当に子供が嫌い?
だとするなら私の妊娠を知っても喜んでくれないはずで、それ所か嫌な顔をさせてしまい、そして――
最悪な事態はなんとしても避けると思い頭を振る。
―――ガチャ―
そんな音と共に、
「どうしたの。優子!?」
驚いたような声を出したお母さんがドアノブを掴んだまま目を見開き私を見ていた。