社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中



濡らしてしまった床を拭きリビングに戻り、現在の時刻確認すれば7時前で優子の実家に向かうにはまだ早い時間。


今、行けば迷惑になるよな。


朝というのは慌ただしい時間でその時間に伺えば誰だって迷惑に思う。





「手土産は…」





何か手土産準備をと思うのだがこの時間に空いてる店はあるのか?


それもこの辺りで。


仕事上突然手土産が必要になる時があるが俺自身が買い出向く事はまずない。





「はぁ」





串田に聞くか?


いや、串田も今日は休みだ。


そんな串田に電話をし聞けば休みを中断させてしまう事になるだろう。


どうにか自分で…、そう思いテーブルに手をつき立ち上がればバサっと新聞の束がテーブルから落ちた。



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