社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中



「ごめんなさい」

「これから気を付けれるな?身体に負担になる事はしないって」





自覚が足りないのかな。


私的には妊娠してるという事をちゃんと自覚しているつもりだったのに。


さっきは背伸びして棚をゴソゴソしたり、ここに来るまでバタバタ小走りしたり、明らかに妊婦さんがする事ではない事をしてしまった。





「ごめんなさい…」

「分かったならいいんだよ。さ、母さんがご飯用意してるから食欲があるならお父さんと食べよう」





こっくりと頷けばお父さんは大きな掌で私の頭を撫でてくれた。


暖かいお父さんの手。





―――ピンポーン―





よし!とお父さんと歩き出した矢先、チャイムが鳴り響いた。


こんな朝から一体誰が来たんだろう?



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