社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
「アハハハ」
ギョッとしてるお父さんの隣でそう笑うお母さんが居て。
涙も出てくる程私が面白かったのか人差し指で涙を拭い始める始末。
「か、母さん…」
「だって!ほんっと似た者夫婦で可笑しいのよ」
えっ。
私と拓斗さんが似た者夫婦?
チラリ拓斗さんを見てみれば拓斗さんもお母さんの事を見ていて。
そんな私の視線に気付いたのか拓斗さんは私に視線を戻してくれた。
「た、拓斗さん…」
「あぁ」
「お母さんが言った通り私達って似た者夫婦なんですか?」
なんて事を聞いちゃったんだろう私は。
そう思いながらも拓斗さんが聞いて思った事を知りたいのは本当。
似た者夫婦をどう思ったのかなって。