社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
「優子に負担をかけたくない。そんな飯田さんの気持ち分かるわ」
「……」
「ただね、私から言わせてもらうと。結婚も子育ても完全に二人で何もかもやっていく物ではないのよ?」
お母さん。
「何かあれば私達も飯田さんのご両親だって二人を助けていくと思うし」
「……」
「もし負担をかけたと思ったら素直に謝りそして話しを聞けばいい。ほら、女って聞いてもらえば発散するから」
そうよね?
と、お母さんの視線が私に向いて。
「そう。そうですよ!」
私は拓斗さんにそう言った。
万が一私に負担が溜まっていったら…
ほんの数分とかで大丈夫だから拓斗さんに話しを聞いてもらいたい。
それでまた頑張ろうって思えるから。