社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
「そこまでして見たいのか」
「とっても」
「優子らしくないな。あんなドラマを好んで見るのは」
不思議そうに首を傾げる拓斗さん。
「苦手な内容だろう?」
「苦手です」
「なら何故見たい?」
何故見るのかって…
それは拓斗さんには伝えてない私が見ようと思った理由があるから。
「アニメやラブファンタジー邦画洋画共に純粋な恋愛物ばかり」
「……」
「と、今までの優子を見た限りそんな作品ばかり好んでた気がするが」
拓斗さんの言う通り。
アニメやラブファンタジー、そして尚且ハッピーエンドの純愛物が大好き。
「苦手な物を見る理由はなんだ?」
「―…巷の奥様になりたくて」