社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
巷の奥様になりたい。
これが苦手な内容にも関わらずあのドラマを見たいと思った理由。
そんな理由は可笑しい!
そう拓斗さんに思われる思って今まで理由を伝えるのは避けてたけど。
そう言った私に対して拓斗さんは案の定…
「なんだそれは」
と、拓斗さんの表情は分からないと言わんばかりの顔で。
いやいや、だから…
「巷の奥様です!」
「あぁ、それは聞いた。優子はなりたいからと言ったが何も見なくとも優子は立派な奥様だろう」
俺の、と付け足した拓斗さんはやっぱり私をときめかす天才だと思う。
「そうですよ」
「なら」
「よ、世の中にいる奥様方と同じ様に見られ思われたいというか…」