社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
だから…!
そう言って顔を上げてみれば拓斗さんの手が私の頬にどんどん…
どんどん近付いてきてるのが分かった。
「優子は…。俺が思ってる以上にこれからの事を考えているんだな」
私の頬を包み拓斗さんはそう呟いた。
「私、変わります」
「あぁ」
いっぱい変わって…
いっぱいいっぱい考えていく。
「もう弱音も甘えも抑えます」
なんて事も勢いで言ってしまったけど。
それは拓斗さんに言った側から無謀な事だと思えてきて自信がない。
第一拓斗さんにべったり甘えたいし。
今でさえ充分甘えているけどもっともっと拓斗さんに甘えたい自分が居て。
――出来れば訂正したい。