社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中



そんな私の気持ちを知ってか知らずか。





「無理だろう」

「えっ」

「甘えたの優子には無理だろう」





自信満々に拓斗さんはそう言った。


甘えたの優子はごもっともで、抑えるのは無理だろうもごもっとも。





「考える事はいいと思うが…。優子には無理はしてほしくない」





拓斗さん…





「俺は今まで通りの優子でもいい母親になれると思っていたが」

「じ、じゃあもしも。赤ちゃんと同じくらい泣いて同じくらい甘えてもいいんですか?」





そんな私を嫌にならない?


母親なんだからしっかりしろって怒りますよね??





「それはそれでいい」





予想外の返しに思わず目を見開く。



< 207 / 514 >

この作品をシェア

pagetop