社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
ギシッという音と共にベッドに下ろされた私の身体に、覆い被さる拓斗さん。
カーテンの隙間からは太陽が微かに洩れクリアにお互いの顔が見える中で、お互いがお互いの名前を呼び、どちらともなく唇を近付け重ね合わせ舌を絡ませあう。
「ん…っ」
たったそれだけの行為で息絶え絶えになる私が今から一週間分愛してもらったらどうなってしまうんだろう。
「今日は優しく出来ない」
「大丈夫です。そんな拓斗さんも大好きです」
「いつの間に優子は…、そんな言葉を覚えたんだ」
拓斗さんが教えてくれたんですよ。
愛し合う事。
身体全身で好きですを伝えて、身体全身で愛してるを伝え、そして拓斗さんも同じように伝えてくれている。
何もかも溢れちゃうくらいに。