社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
グッと近付いた拓斗さんの顔に私の心はときめき半分恥ずかしさ半分。
数えきれない程けキスしてきたっていうのに、今も間近で拓斗さんの顔を見るは慣れない。
「どうしたんだ?」
「えっ」
「言いたい事は言った方が良い」
拓斗さんに隠し事は出来っこない。
私が今何を思っているかなんて言わなくても拓斗さんはお見通しのはず。
私の心に何か埋め込んであるのかな?
「拓斗さんは」
「あぁ」
「浮気なんてしませんよね?」
拓斗さんが浮気をしない事は私が一番知っているはずなのに。
何だか不安で…
その不安を消す方法は一つだけ拓斗さんの口から否定の言葉を聞く事。
って、私、一体何を言ってるんだろ。