社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
「だから、その好意を受けた」
「……」
「優子は嫌なのか?」
まさか。
そんな事はないと頭を振り口を開く。
「ただ…」
ただ、申し訳ないような気がとてもする。
「遠慮はしなくていい」
「遠慮なんて事は…。でも、今日は私も赤ちゃんもいっぱいいっぱい幸せを実感しました。お義父さんの気持ちも嬉しいです」
こんなにも周りから思われてもう言葉じゃ現せないくらい幸せだ。
「いい事だ」
「はい!」
あっ。
「拓斗さんも幸せですか」
「あぁ、幸せだ」
良かった。
拓斗さんも幸せな気持ちでいて、拓斗さんと私が同じ気持ちでいて。