社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
そして痺れを切らしたように視線を外し瞳をキョロキョロさせてる。
そんなにも恥ずかしいのか?
もっと間近で、色々していてもか??
「そうですよ。どう考えても近すぎに決まってます」
まあ、そんな所も優子らしくていい。
「優子」
「なんですか」
優子が恥ずかしいと言うなら乗り出す身体を元に戻したっていい。
そう思う半分。
恥ずかしがる優子をもっと見ていたい気もする。
「えっ」
で、俺が選んだのは。
身体を元に戻した訳でもなく恥ずかしがる顔を見る訳でもなく。
優子の唇に唇を重ねた。
一応、瞼を微かに上げてみれば想像通り優子は目を大きく見開いたまま。