社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中



そんなに驚く事なんだろうか。


たかがキスだろうと俺は思うがやはりそれも俺と優子では違うらしい。


何度しても優子の反応は変わらない。


漸く瞼を下ろした優子を確認して、俺も下ろしながら角度を変えていく。





「ん…っ」





一つ一つの動作にピクリと反応し。


そんな中でも、少しずつだが優子なりに俺に応えようとしてくれる。


例えば手。


ブランケットを握ってた手が今では俺のシャツを握り締めてる。


時より甘い吐息を溢しながらギュッと握るそんな姿を感じれば。


俺は優子を…


今居るここが車内でなければ俺は優子を抱き締めない訳がない。


お世辞でも上手いとは言えないそんなキスをする優子もまた可愛い。


全て受け身も可愛い。



< 254 / 514 >

この作品をシェア

pagetop