社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
問いにまだ答えてない優子のシートベルトをカチリと音をたて外す。
えっ、と声を出した優子は…
「あ、あの!一応拓斗さんに言いますけど此処は家じゃなくて車の中ですよ」
焦った様にそう言う。
だからなんだ?
場所が車内は当然承知済みでそれでも俺は優子とキスしたい。
車でするキスは好きではないが、それ所かキス自体好きではなかったが。
今すぐ優子の唇に触れたい。
「駄目なのか?」
「駄目って訳では…」
なら、いいんだな?
33歳にもなって脳内がキスで溢れるとは想像すらしてなかった。
苦笑いを噛み締めながら優子の唇に唇を重ねた。
優子の身体全身に触れたい気持ちをグッと堪えて――…