社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
「わざわざ来てもらってすみません」
「いいのよいいのよ。優子さん無理しちゃいけないもの」
そう微笑みながら言われてもやっぱり私は失格なのかなと思う。
お義母さんに来てもらうよりも私から行った方が‘嫁’としては…
なんて思っているのに。
結局、いつもお義母さんが来てくれる。
「それにこれは楽しみなのよ」
「楽しみ、ですか?」
「優子さんとお話しをしながらゆっくり駅から散歩する事がとても。美容健康にもなって一石二鳥よ」
そう、お義母さんは最近。
最寄り駅でタクシーから降りてそれから散歩がてら此処まで歩いてる。
ちなみは帰りはタクシーで、とお義父さんに悲願されたらしくてそれを渋々承知したらしいお義母さん。