社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
「そんな遠慮しなくていいのよ?これは私が勝手にしている事だもの」
そう言いながら立ち上がってそのまま私の横へと座ったお義母さんは…
私のお腹に手をそっとそえてにこりと微笑みながら口を開いた。
「優子さんの妊娠が嬉しくて、ね。私も主人も舞い上がっているのよ」
「ありがとうございます」
「うふふふ、その証拠に…。これを言えば優子さんをより困らせる事になるかもしれないわね」
なんだろう。
お義母さんが言う証拠と言うのは。
「一軒家をプレゼントしようと主人と色々と土地を調べていたの。結局それは主人が辞めようと言ったれど」
良かった…
お義父さんがそう言わなかったらある日突然引っ越しの人が来てたかもしれない。