社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
「えっと何かついてる訳じゃ…」
「あら、お知り合い?優子さんの名前を知っていたようだけれど」
卓土さんと私のの会話が聞こえたのか、お義母さんは興味津々にそう聞いてきた。
「はい。俺と優子ちゃんは友達です」
そう言い卓土さんはふんわり笑った。
やっぱり、拓斗さんとは少し違った卓土さんの笑顔はとても素敵だと思う。
太陽や向日葵みたいで。
「優子さんのお友達がうちで働いているなんて私初耳だわーどんな経路で知り合ったのか教えて頂けるかしら?」
どんな経路って聞かれても…
私を痴漢から助けてくれた人でそれからまあかくかくしかじかですよ、とは流石にお義母さんには言いにくい。
近くに串田さんも居る訳だし。