社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
□Consideration 幹side
「ありがとうございましたー」
コンビニから出て腕時計に視線を移す。
もういいよな。
そう思い端に停めた車へと向かう。
飯田に連絡を言って車から降りたが、物の数回のやり取りで終わってしまい。
それからはコンビニで時間を潰した。
10分以上も。
「ふぅ」
社長の事だから俺が車から降り奥様に何をするかは当然想像つく。
いい大人のくせに…
と、思うが面白いと感じる方が大きい。
それはもう奥様に対する社長の溺愛っぷりに。
「―…遅くなりました」
そう言いながらカチャリと扉を開ける。
ミラー越しで後部座席を見ればさっきよりも社長と奥様の距離が近い。