社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
今考えると…
生徒からアドバイス聞くなんてちょっと可笑しな話しなんだけどね。
けど、クラスメートの中には谷先生よりも遥かに恋愛経験豊富なコ居たし。
「優子は?」
「私ですか」
「あぁ、優子はアドバイスしたのか?」
とんでもない。
私は恋なんて知らなかったから谷先生にアドバイスはしなかった。
だけど影ながらに応援はしていた。
どうか谷先生の恋が叶って下さいって。
「そうか」
「はい」
カチッと拓斗さんはドライヤーを止め。
お礼を言おうとした時、拓斗さんはお腹に触れるようにぎゅーっと私を抱きしめた。
すっぽりと拓斗さんの腕に包み込まれた私の身体。
「ん、いい匂いだ」