社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中



「おっ、いらっしゃい」





頬がほんのり赤いおばちゃんの旦那さんだった。





「あんたまた飲んできたの?」

「付き合い付き合い。それにしても優子ちゃん久しぶり」





おばちゃんの旦那さんは地域パトロールに入っていて、通学時間や下校時間には近所にある信号機前でよく会ってた。





「ったく付き合い付き合いって毎日昼間っから飲んだくれて。少しは優子ちゃんの旦那を見習いな!」





ねぇ?と言わんばかりにおばちゃんの視線が私に向く。





「旦那ぁ?ああ、優子ちゃんはもう人妻か」

「噂通りでとってもイケメンだったよ」

「へぇー。で、優子ちゃんの旦那は?」





おじちゃんは拓斗さんがここに来てると思ったのか店内をぐるーっと見渡した。



< 341 / 514 >

この作品をシェア

pagetop