社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
□One's parents' home
「ごちそうさま」
「あら、もういいの?」
早早とお箸を置いた私を見てお母さんが目を見開く。
「どうしたんだ…。もしかして具合でも悪いのか?」
と、慌てふためくお父さん。
私はやっぱりお父さんとお母さんから愛されてる事を実感しながら頭を横に振る。
「さっきおでん食べたから」
「なんだ。優子はおやつにおでんを食べたのか?」
まあ、おやつだよねあれは。
「うん。散歩中におばちゃん、朝倉おばちゃんの所通りかかったら…」
「散歩中ってそれから3時間以上経ってるじゃないの」
バレちゃったか。
食欲ないって言ったら怒られそうだから、おでんでお腹いっぱいって言ったのに。