社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
なっ、なんだ…
拓斗さん‘が’じゃなくて私の事を話していたんだ。
私はついてっきり拓斗さんがそう思ってくれてるのかと思って…
嬉し泣きする前に気付いて良かった。
「全く優子は。本当に飯田さんが好きねー」
「うん」
バカかもしれないけど拓斗さんが横に居ないと不安でなかなか寝付けないんだもん。
ふと目が覚めた時に拓斗さんが居なかったら…
ふと目が覚めた時に隣に温もりが残っていなかったら寂しくて悲しいから。
「早く会いたい…」
今、出張中の時よりも会いたい気持ちでいっぱいかも…
だって今は簡単に会える距離に拓斗さんが居るのに会えないから。
空の向こうにいると思えば、泣く泣く諦めがつくのに。