社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
お母さんから寝室から出ていって私はすぐに携帯へと手を伸ばす。
寝る前にもう一度だけチェックしておこうと思って…
「拓斗さん…」
拓斗さんからのメールも着信もなしか。
そんなに体調が悪いのかな?
思わずアドレス帳から拓斗さんの携帯番号を出す。
ちょっと待って、もしそうなら電話の着信音で起こしてしまったら悪い。
それならメールの方がいいかもしれない。
メールなら電話の着信音と違ってすぐ終わるし、バイブレーションになってたりするしね。
だった、と着信ボタンではなくメールの作成ボタンを押した。
「えーっと。拓斗さんこんばんは。体調の方は大丈夫ですか?心配になったのでメールをしました。体調が良くなってからでいいので連絡下さい」