社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
私なんてマイペースにお洗濯したりお掃除したりお料理したりで、時間があればお昼寝だってしちゃう。
「でも、拓斗さんは…」
「いいから優子は座ってろ。俺がやりたいだけだ」
なんて強く言われてしまったらお願いしますと頷いてしまうのが私で、さっきまで拓斗さんと二人で座っていたソファーに座り、クッションを抱きしめながらキッチンを見つめた。
キッチンからカチャカチャと音がしてくる。
拓斗さんは何をいれてくれてるんだろう。
優しすぎる拓斗さん。
そんな拓斗さんに私は優しさを返す事が出来てるんだろうか――、と不安で仕方がない。
色々あって今がある。
気付かなかっただけで最初から拓斗さんは優しかったんだよね…
もっと早くそれに気付けていれば良かったのに。