社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
「大丈夫ですよ。これすっごく暖かくて」
「そうか」
「ありがとうございます。このコートもワンピースも本当に私好みで」
優子が笑顔喜ぶ。
それは俺にとって一番の物でありもっとその笑顔を見たいと素直に思え。
プレゼントのしがいがある、とフッと目を細め頭を撫でる。
「えへへへ」
本当にこのまま連れて帰ってもいいのだろうか。
折角グッと堪えた気持ちで溢れかえる。
「優子ー」
青葉という子が優子の名前を呼びながら、ずかずかと歩いて優子の耳に口を寄せた。
「ダーリンとイチャイチャラブラブしたいのは分かるけど…」
ダーリン?
優子は友達の前では俺をそう呼ぶのだろうか。