社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
優子に話してないが風邪を態々長引いてると言った事も、仕事復帰をしてないと言ったのも全てソレ。
高校卒業後すぐ俺と結婚した優子を縛っているのではないかと思い…
第一子供が生まれればより優子の時間がなくなる。
でも素直にそう言えば優子の性格上否定するだろうと思ってた矢先に、お義母さんからあの電話を貰い考え付いた。
――結婚も妊娠もしていないただの19歳に戻り楽しんでほしいと。
「もうちょっとで教室です」
いつかあった同窓会もそうだったが優子は必ず俺の了解を得る。
そしてダメだと言えばイヤな顔せず頷き、いつも通りに接してくるタイプ。
だからこそ少し熱があったのがタイミング良く思え、これしかないと思ったんだ。
短時間だが優子を19歳に戻して上げようと。