社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
あぁ、あの時はレジにいたからな。
レジを担当していたのが俺の友人の妻で優子に会わせろと煩かったんだ。
「今度一緒に行こう」
「いいんですか?」
「あぁ。優子もデザインしてみたらどうだ?意外と楽しいぞ」
まだ顔も性別も分からない子供の為にデザインする服。
女の子でも男の子でも使えるようにと考え、デザインするのがまた楽しい。
「デザインだなんて凄いです。拓斗さんから貰った指輪も拓斗さんデザインだったし」
「あぁ」
「拓斗さんってデザインの仕事もしたらどうですか?センス良いんですから」
それは優子の頼みでも出来ないな、と頭を振る。
「いや、仕事にはしない。デザインは優子と子供の為にしかしたいとは思わないからな」