社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
どういう事?と首を傾げ悩んでいると拓斗さんの手が私の身体へと伸びてきて。
漸く拓斗さんの言葉が理解出来た。
私が浴槽の中で背中をぺたりとつけ、足元の方をぽかりと空けていたから。
「もう少し前に」
「は、はい」
「そんな緊張しなくてもいいだろう」
拓斗さんが湯船に足をいれ、ちゃぽんとお湯がの少し揺れだした。
バクバクと胸が大きく鳴る。
お腹に負担にならない程度に小さく縮こまるように膝を抱えていると、後ろから背中をぐいっと引かれ拓斗さんの胸へと当たる。
「力抜け」
「でも…」
「いいから。お腹に手回したい」
そう拓斗さんに言われたら力を抜くしか出来ない。
少し力を抜いた所で後ろからお腹に手が回ってきた。